5NLz 奮闘記①

 こんにちは。てちろーと申します。

 

皆さん、ポーカーやってらっしゃいますでしょうか?

私はオンラインを中心にそれなりの頻度でやっております。

 

 今回は私が2020年6月から2022年3月末までの約20か月強の期間取り組んでいたポーカースターズの5NLzでのセッションでの学び、思い出、私が感じたプレイヤーの傾向などについて語っていきたいと思います。あくまで、私が感じたフィーリングの話であり、定性的な情報を中心にお話していきますので、攻略記事ではなく、あくまでひとつ読み物として読んでいただけるとありがたいです。

 

5NLzとは

 ポーカースターズの5NLzはバイイン額が低い、いわゆるマイクロステークスにあたり、マイクロステークスの中でも2NLzの次にブラインドが低いステークスです。オンラインポーカーで勝ち組を目指すための登竜門的なステークスで、100BBあたり5ドルで入れる気軽さから主戦場にしているプレイヤーも多いです。

 

 本格的にポーカーに取り組んでいる方々が打っている50NLzとか100NLz以上のステークスに比べれば、2NLz、5NLzという場所はとるに足らないステークスなのかもしれません。

 

しかし、私が声を大にして言いたいのはこれらのマイクロステークスで勝つことは容易ではありません。

 

少なくとも、私はこの2つのステークスで勝ち越すために2年以上費やしていますし、とても苦労しました。なので、これらのステークスで戦ってらっしゃる方が今この記事を読んでくださっているのであれば「あなたは難しいことに取り組んでいる。自信を持ってください!」と私は言いたいです。私はアミューズメントカジノにそこそこの頻度で行っていますが、アミューズ中心のプレイヤーさん全体で見れば2NLz勝ち越せる人は半分もいないような気がします(あくまで私の感覚であり、異論は大いにあると思いますが・・・)。

 

他のポーカーサイトとの違いについて

 ツイッターなどのSNSを見ているとポーカースターズは他のポーカーサイトに比べて同じステークスでもレベルが高いなんてことが書かれているのをよく目にします。私は宗教上の都合により他のサイトでポーカーをプレイしないので、その真相については真偽は不明です。

 

 しかしながら、たまに見かけるGGポーカーが提供している収支のグラフ、あれについては問題があると思います。あれはレーキが入っていないグラフでプレイヤーの実収支を反映していません。ユーザーに対して誤解が発生しやすい情報を提供しており、それによってプレイを促していることを考えれば、いわゆる金融商品誤認勧誘に近いものがあると思います。たまに、あのグラフを見て勝ち越していると思われている方がいらっしゃいますが、レーキ分を差し引いて見直してみてください。

 

5NLzの結果

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5NLz

 これが私の5NLzの成績です。結局35万ハンド強プレイしました。最初の10万ハンドで約5000BB負け越して、そこからALLIN調整ベースで借金を完済するまでプレイしました。ただ、負けた分を取り返しただけなので自信を持ってブレイクした!!とは言えない内容です。ですが、25万ハンド以降はそれなりのウィンレートが出ていますし、35万ハンドもやっておなか一杯なので10NLzに進むことにしました。

 

2NLzと5NLzの違いについて

 先ほどのグラフを見ていただくとわかる通り、私は2NLzで勝ち越して意気揚々と5NLZを始めた後にタコ負けしています。それはもう、-5000BBとありえないレベルのタコ負けです。

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タコ負けしているときの私

たった1つステークスを上げただけなのにこの負けはねえだろ!!

そういう思いから平常心を失い、さらに損失を拡大させます。

実際のところ何がそんなに違うのでしょうか?

 

 私が考えているのはレクリエーショナルプレイヤーとレギュラーの比率の違いです。

 プレイヤー層をレクリエーショナル(イカれたレンジで常にイカれたプレイをする)、半レクリエーショナル(たまにイカれたレンジでイカれたプレイをする)、半レギュラー(割とちゃんとしたハンドレンジだけど、無茶なプレイをしがち)、レギュラー(しっかりとしたハンドレンジで、強いハンドも降りれる)の4つの層に分けたときに、私の超アバウトなイメージはそれぞれこんな感じです。

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2NLzVS5NLz

  2NLzは何といってもレクの割合が非常に多いと思います。レクに対してはプレミアハンドのような強いハンドを強くプレイすることで、大きく稼ぐことができます。多少無茶なプレイをしても、それを咎めてくれるようなレギュラープレイヤーの比率が少ないですから、問題にはなりません。私も実際プレミアハンドでベットを打ち続けて稼ぐというスタイルでやっていました。ですので、プリフロップでのアクションをしっかりと確立することができれば勝ち越すことができるステークスであると考えています。

 

 では問題の5NLzですが、ここにも当然レクは存在していますが、2に比べると比率は下がってきます。一方で、増えているのはレギュラーの方々です。これにより2で通用していた、多少無茶をしても強いハンドで強く打つ作戦は機能しなくなりました。レクが減り、稼げる収益が減った一方で、レギュラーに搾取される損失が増えてしまったためです。そういう意味では、5NLzはプリフロップに加えて、フロップ以降のアクションの精度も多少求められるステークスだと思います。

 

5NLzの最大の敵について

 5NLzをプレイするうえで最大の敵はレクです。

彼らは我々にとって最大の収益源である一方、ポーカーをするうえで最も重要な平常心を奪っていく連中です。

 

 レクリエーショナルプレイヤーのプレイは我々の心をかき乱します。3BETポットなのに96oでストレートを作ったり、2ポケで5BETオールインを仕掛けてきます。そうしたハンドに対峙して大きなポットを失った時の心のダメージは大きいです。いわゆる、ティルト状態に入ってしまいます。そして、今度は適切な判断ができなくなり半レクと化した我々からレギュラーがごっそり搾取していきます。これが5NLzの負の連鎖です。先ほどの私が上げた収支のグラフで5000BB負けた後に多少盛り返し、15万ハンドを目前に再びタコ負けしてダブルボトムを形成している部分があると思います。あの時はまさにこの負の連鎖に入った状態でした。

 

 私が思うに、5NLzはレクの割合が絶妙なんだと思います。レクは一度に大量のチップを渡してくれる素敵なプレイヤーです。しかし、その経験に基づいてレクに焦点を絞りすぎると今度はレギュラーに狩られてします。ですので、HUD(相手のプレイの統計がわかるツール)を活用しながら、レクかレク以外によってダイナミックに戦略を変えていくことで、ウィンレートを上げることができるステークスだと考えています。

 

次の記事に続くよ

 長くなりそうなので、この記事については一度ここで切りたいと思います。

実際の反省点や取り組みの細かい内容については次の記事へどうぞ。

読んでいただきありがとうございました。