不都合な真実

みなさん、ご無沙汰しております。2022年がアッという間にすぎ、すでに2023年に突入してしまいました。改めて、明けましておめでとうございます。

 

 だいぶ期間が開いてしまったので、このブログは黒歴史としてなかったことにしようかと思いましたが、やはり何か文章を突然書きたくなる時が周期的にあり、まさにその瞬間が今訪れたので更新しました。今後も定期的な更新ではなく、何か書きたいことができたことに更新するようなブログにしていこうと思っています。そうでないと、ブログを書くことがストレスになってしまいそうなので・・・

 

 久しぶりの更新で取り扱うテーマはちょっと暗めの話題です。私自身への戒めや、アミューズメントカジノに行ったときに感じる不満の部分から削り出して抽出したテーマです。気持ちの悪いオタクが毒づいた陰険な文章にはなりますが、読んでいただけると幸いです。あと、あくまで個人的な意見なので、そちらはご了承ください。

 

・「どうすればポーカーがうまくなるのか?」

 私がポーカーを始めてから早くも6年近くが経過しようとしています。始めた当初は、国内ではかなりマイナーな競技の印象でしたが、インフルエンサーの普及の効果などもあり、日本においてポーカーの知名度と競技人口は飛躍的に上昇、増加しました。ポーカーをする目的は人それぞれではありますが、私がアミューズメントカジノで出会う多くの方々は「うまくなりたい」と思いながら真剣にプレイされている人の比率が高い印象があります(その人がうまいかどうかはおいておいて・・・)。

 

でも、私は思うのです。多くの人は確かに「うまくなりたい」と思ってプレイしているだろうけど、その本気度ってどれくらいなのかっていうことです。

 

「あなたはポーカーがうまくなるためにどのような考えでどのような努力をしていますか?」

 割と普通の質問ですけど、答えるのは結構難しい質問だと思います。

 私の場合の回答は「気が向いたときに、PIOソルバーの使用や過去のプレイした統計データを見て、GTOや自分の弱みを分析し、よりバランスの取れたプレイラインを構築しようとしています。」ということになります。ただし、気が向いた時だけなので、ポーカーの上達スピードは極めて遅いです。

 

 この質問で一番答えてほしくない逆模範解答は「うまくなるためにたくさんのハンド数をプレイしています」であろう。ポーカーである程度のレベルに達した人ならばわかるであろうが、このゲームはハンドをこなすことで得られる経験値は極めて低い。逆にハンドをこなすことで経験値がマイナスになることさえある。なぜなら、非常に運の要素が大きい複雑なゲームであるから。

 初心者の頃はハンドをこなすことで得られる学びの数も多いであろうが、中級者以降がうまくなるにはもっぱら座学がメインになると考える。

 

ポーカーをうまくなるためには座学、つまり、勉強をしなければならないのだ。

役割分担をしてみると、座学がうまくなるための練習にあたり、実際のハンドプレイは練習の成果を実践する場所であると定義付けられよう。

 

 では、うまくなるためにはどうしたらいいのかというと、答えは当然勉強の時間をしっかりととるということになり、理想の時間の使い方は(座学>>>実践)となるべきだ。しかし、残念なことに、私を含めた多くの人々は時間を(実践>>>>>>座学)のように使っているのである。この事実は「うまくなりたい」という意思に大きく矛盾しているといえよう。

 

 そう、うまくなりたいのであれば、とにかく座学すればいいのだ。ポーカー界隈にはたまに、ポーカーを始めて半年や1年の間にとてつもないスピードで上達をして、高みに上っていく人が現れる。そういった人々に共通していると感じるのは「底知れない座学力」である。短期間で必要な努力の方向性を発見し、その方向に対して惜しむことなく努力をできる人達だろう。これは完全に主観だが、そうした人々のほとんどが高学歴なのも、結局、人間的な地頭の良さや質の違いみたいなところが如実に出ているのだと思う。

 

 なぜ座学をしないのか?

 理由はいたってシンプル。勉強が嫌だからだ。

 私は少なくともそうだ。本を読むのは大変だし、解析ツールで新しい発見をするのは楽しいこともあるけど、やっぱりALLINで相手からチップをもらってる瞬間の方が何百倍も楽しい。目先の快楽にとらわれて上達のスピードがどんどん遅れている事実がそこには存在している。

 

「うまくなりたい、けど、勉強はしたくない。」

これでは、ただの駄々っ子だ。でも、現実は私を含め、こうしたプレイヤーであふれていると思う。だからこそ、一般的な「うまくなりたい」の本気度はそんなに高くないんじゃないかって思ってしまう。

 

 みんなは本当は心の中ではわかっているのだと思う。アミューズメントカジノにたくさん行ったからポーカーがうまくなるわけではない、オンラインでたくさんハンド数をこなしたからうまくなるわけではない。でも、みんなその不都合な真実から目を背けてあるかどうかもをわかりはしない素晴らしい体験を求めてポーカーをプレイしにいくのである。

 

座学を本気でしていない層が大半であるということは逆にチャンスともとらえることができる。知識が少しでも積み重なってくれば多くの層を出し抜くことができよう。ということで、私は今日からできる限り毎日最低5分は座学をするというしょぼい目標を立てました。2023年はうまくなりたいの本気度を少し上げていこうと思います。

 

あと、こんなにぼろくそに言ってますが、アミューズメントカジノにはどうせまたすぐ行くと思います。

 

皆様今年もよろしくお願いします。